■ラブ・アクチュアリー

ラブ・アクチュアリー
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stars愛、それは生きることである。
stars不器用な”love”たちに、ほのぼの
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友人に
「これ見ると、絶対恋がしたくなるよ!!」
と激しく勧められて(笑)借りてみました。

結論から言うと、
恋はしたくならなかった
ですが
愛って素晴らしいなぁ・・・とは思いました。

Love is acutually all around the world

19人の『LOVE』が織りなす心温まるオムニバスストーリー。

クリスマスに見ると良いかもしれませんね。
やはりキリスト教圏におけるクリスマスというのは特別なものなのだと感じました。

***

ただ、私が家で見ていたせいもあると思うのですが(映画館のが集中して観られるので)19人の登場人物の役柄や関係を把握するまでが大変でした。
あれ、この人どこにいたっけ?つか、あの人とこの人って同じ人!?それとも別人??と混乱してしまった。

そして19人の錯綜が、単に「兄と妹」とか「同僚」という関係でお互いに影響を与え合っているわけでは余りないので(例えば恋の助言があったり、慰めに救われてその人に惹かれたりということはほとんどないです)「あら、兄さん!」と思わぬとこで兄妹が出会っても「ふーん、そう」というかんじでした。

そういう意味では、独立した物語が人物の関係でつながっている正にオムニバス映画。
例えば、首相と夫に浮気される妻が兄妹じゃなくても、この映画は完全に成り立ちますからね。

うーん、「THE 有頂天ホテル」が上手く絡み合っていたのでついつい比べちゃいます。あれは、登場人物達の行動が隣り合わせに影響を与え合ってましたから。

以下、ちょっぴりネタバレ。

***

でもって、思わぬ出会いが恋につながり・・・というのも個人的にはけっこうどうでも良いんですな。ふぅん、というかんじで。

首相の恋も勝手にしてくれ、と(笑)
いや、米大統領にもの申すところは面白いし、ヒュー・グラントの垂れ目顔大好きですが。

ただ、全てのカップルがハッピーというわけでもなく、ちょっぴりほろ苦い切ないところも多くてそのあたりは泣けました。

一番好きだったのは、親友の彼女をひっそりと想い続ける青年の話。
その二人は結婚してしまうので、彼は奥さんから距離をおこうとするのですが・・・奥さんの方は夫の親友に嫌われたくない思いから、結婚式のビデオを見せて欲しいと彼の元を訪ねる。
しかし、そのビデオではひたすら綺麗な彼女の姿が追い続けられていて・・・そしてついに、クリスマスの日に彼がした決意とは?
ちょっとここはじわっと来ましたよ。クリスマスって良いなと思った。

あとは、部下に誘惑されて浮気しようとする夫に気付く妻のエピソードも切なかった。
どうしようもなく悲しく、虚しくて、けれど子ども達に笑顔を向けるその思いが痛いほど伝わってきましたよ。

妻に先立たれ、その連れ子との関係に悩む父親のエピソードも良かったです!
とにかく男の子が可愛いv
息子の恋をきっかけに心を通じ合わせて行く親子が微笑ましいです。

***

というわけで、全編を通して心温まる映画だったと思います。

アマゾン↑のコメント読むと、ものっすごい評判良いですよね。
私の友人も、『一番大好きでみんなに自信を持って勧める映画』だと言っておりました。

何度か見ていると、じわじわっと良さがわかってくるのでしょうか?
うーんでも、私はやっぱり邦画のが好きだった(笑)
「THE有頂天ホテル」と無意識に比べるからか、妙に辛口になってしまいました。


2006.01.20 記

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