■彩雲国物語 紅梅は夜に香る

彩雲国物語 紅梅は夜に香る 彩雲国物語 紅梅は夜に香る
雪乃 紗衣 (2006/08/31)
角川書店

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彩雲国初の女性官吏・紅秀麗は、高位から一転、ヒラの官吏として再出発することに。登城禁止の期間に、街で自分にできることを探し始めた秀麗は、そこでヘンテコな貴族のお坊ちゃまに求婚されて!? 新章、堂々開始!!



彩雲国物語、新章開始です。

茶州編での盛り上がりの後ということもあり、新章が始まったばかりで今後の伏線がちらりちらりと見え隠れするだけということもあり・・・要するに、ヒラ官吏として謹慎中の秀麗と共に初心に戻ってマッタリ展開であります。

新キャラとして、やる気のない貴族のお坊ちゃん・タンタン(笑)登場。
そして、碧家の皆さんご登場です。これまた面白い人達。
・・・密やかに、珀明くんの活躍が嬉しいv

そして悠舜が素敵!最強!!
あの黎深でさえも掌の上で転がされている会話に爆笑でした。
真面目な話、今後の展開としてついに官吏内部にメスが入っていきそうですね。
その時、家名を担う黎深は楸瑛はどう動くかというのは見所。

静蘭も動き出して、またもや素を見せられる相手が増え(笑)これからが楽しみです♪

それにしても、今更言うのは野暮ってものなのですが、今回軽い会話が多かったというのもあるのですが、もう少し筆力・構成力が底上げされると嬉しいなぁと思うのは贅沢でしょうか。

あの会話のテンポ感、勢いのある流れ、何よりちゃんと休んでいらっしゃいますか?と心配になるほどの執筆の速さはとても魅力的なのですが・・・今回で言うと偽金関係の描写は「ただ情報を伏せていた」だけでわかりにくかったように思います。
最後つながったときに、スッキリ感がないというか。
文章の横に点を打つことによって強調し意味深に伏線ぽくしました。という表現が、今回妙に気になりました。

それにしたって、2ヶ月連続刊行ですもんね!!!!すごいよ楽しみv
文句言ってられないなぁ・・・(笑)


2006.09.08 記

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